交差点名標識「伝法」はDempoかDenpoか

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大阪市此花区に伝法(でんぽう)という町があります。
阪神電車なんば線出来島駅から梅田に行く時」に書いた阪神なんば線伝法駅がある町です。
半年ほど前のある日、そのあたりをクルマで走っていて赤信号で止まった時にふと交差点名標識を見ると「伝法1東 Dempo 1 E」とありました。
「そうそう、『でんでん』と言う時には唇は合わさらないけれど、『でんぽう』と言おうとして『でん』で止めると唇は合わさる」
「好みで言うとやっぱりDempoかなあ。ヘボン式っていいよなあ」
とか考えていたのですが、「伝法4」の交差点に来ると、標識に「Denpo 4」とあります。
何かの間違いかと思い、帰宅してGoogleストリートビューで確認してみると、此花区伝法町内にある名前に「伝法」がつく交差点の標識は以下のとおりでした。
伝法1 Dempo 1
伝法4 Denpo 4
伝法6 Denpo 6
伝法大橋南詰 Denpoohashi minamizume
(参考)伝法大橋北詰(西淀川区福町) Denpoohashi kitazume

「伝法1東」と「伝法1」はDempoで、それ以外はDenpoです。
理由を考えてみたところ、「伝法1東」と「伝法1」の交差点は市道どうしの交差点で、他は国道43号線にある交差点であり、それぞれ管理する役所が違っていてたまたま表記法が異なっていたためDempoとDenpoが伝法町の交差点名標識に出現したのではないかな、という仮説に至りました。
こうなるとあの有名な町の交差点がどうなっているか調べずにはいられません(またGoogleストリートビューを利用しました)。

難波 Nanba(国道25号線)
難波西口 Nanbanishiguchi(国道25号線)
難波中 Nanba naka(国道25号線)
難波中1 Nanbanaka 1(国道25号線)
難波中2 Namba naka 2(市道どうし)

思ったとおり、「難波中2」以外は国道25号線にある交差点なのでNanba、「難波中2」は市道どうしの交差点なのでNambaなのでした。
これってもしかするとすごい発見なのかも、と思いましたが、ひとつ調査漏れがあって、

難波3丁目 Namba-3

というのがあり、この「難波3丁目」は国道25号線と市道が交差する交差点なので、本来「Nanba-3」とするべきところ、看板屋が間違えて「Namba-3」で製作・取付してしまい、間違えに気づかず今に至るのではないかというのが当時(半年前)の私の意見でした。

そして現在「難波」の表記は「Nanba」と「Namba」の混在状態にありますが、今後は全て「Nanba」に統一されていくことになるはずであるというのが今の私の意見です。