SINCE看板 1

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飯塚工作所様アクリル看板」という記事で最後に少し触れた、看板に入れる「SINCE」の文字について書きます。
もしかすると複数回に亘って記事を書くことになるかも知れないので、少しだけそれに期待して題を「SINCE看板 1」としてみました。
一回だけで終わることもありえますが、その時はその時です。

創業してからある程度年数を重ねてきた事業所の看板にSINCEの文字を入れるのには、単に創業したのがいつからと表示するだけでなく、幾分そして多くの場合は大いにそのSINCEのあとに記す年を他に向かって誇っている、というのがあります。
「そんな気持ちは全くない」「皆無である」ということはないでしょう。必ず少しはあるはずです。

当店の場合、昭和34年(1959年)に前代表が看板屋をやりだしたということで、この年を以って「SINCEの年」としています。
店のドアに一カ所「SINCE1959」を切文字で貼っています。

そして私自身、その「SINCE1959」に対して自慢するというか、誇らしさをいくらか感じているのは事実です。
古ければ古いほどよいとは決して思いませんが、少なくともその数十年は看板屋を続けてきたのだという自負のようなものがあります。

この、看板にSINCEを入れる、すなわち「SINCE看板」を取り付けている事業所はどれくらいあるのか。
今日、地元出来島をgoogleストリートビューで探してみました。
結果は「当店以外に見つからなかった」です。
古いお店も何軒かありますが、それらを含めてあらゆる事業所に「SINCE看板」が一切ついていなかったわけです。
出来島では当店だけでした。

ところでこの「SINCE看板」ですが、必ずしも事業年数を誇るためだけにあるのではないようです。
「SINCE看板をオープン時につける」というのが最近の傾向で、時々見られます。
この場合SINCEに深い意味はなく、もしくは逆に新しさを長所としてそれを明示する看板もあるのだという印象を受けます。
そういう「SINCE看板」が推奨される業種も当然あることでしょう。
たとえばIT関連企業の場合、新しい方がよいとされたりするのかも知れないですし、最近人気が出だしたオリジナルの商品を扱うお店などはむしろ「SINCE当年看板」が好まれるのではないかと感じたりします。
そこは受け取る側の印象であり、今ここで断定的には言えません。

「SINCE看板」についてネット検索してみるとけっこうたくさんヒットして、いろいろと考えさせてくれます。
中でもYoutubeで視聴した「みうらじゅん&SHINCO “君のSince” (Official Music Video)」は面白かったです。
とても参考になりました。