千代が見せてもらった教科書(朝ドラ『おちょやん』)

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ドラマの小道具として使用された教科書に関する短い記事です。

朝ドラ『おちょやん』第2回から。ヒロイン千代が小学校で初めて教科書を読む場面です。教科書は隣の席の小林君に借りたもの。
朝ドラ『おちょやん』第2回から
文字が読めそうなので写してみます。

ほたる は やはり 中 に ゐ
ます。けれども 光つて は ゐ
ません。
まさを は ふしぎさう に、
「どうして もう 光らない の でせう。」
と いひます と、父 は
「ここ が あかるい から、 みえない の
です。くらい ところ へ はなして ごら
ん。」
と いひました。父 の いふ とほり、そと
へ はなしたら、あをく 光り ながら、しづ
かに とんで いきました。
十三 がくかう へ もつて いく もの
七じ が なりました。さあ、これ から が
くかう へ 行きませう。がくかう へ もつ
て 行く もの は、みんな この ふろしき

内容で検索してみると、「尋常小学読本 巻三」に同じ内容の文章があるようなので、現存する教科書をそのまま使ったか、復刻版があってそれを使用したか、あるいは今回復刻させたかのいずれかなのでしょう。