『てるてる家族』から来たテレビ(朝ドラ『ブギウギ』)

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ドラマで使用される小道具に関するごく短い記事です。

朝ドラ『ブギウギ』第115回から。昭和30年(1955年)、ヒロイン・スズ子(趣里さん)の自宅です。スズ子が話をしているのは高橋刑事(内藤剛志さん)。テレビに注目します。
朝ドラ『ブギウギ』第115回から

切り取った画像です。この頃はテレビにカバーを掛けておくのはごく一般的なことでした。カバーがあるため、テレビそのものは下にあるチャンネル周りしか見えません。
朝ドラ『ブギウギ』第115回から

同じテレビが『てるてる家族』(大阪局制作・2003年度下半期)で使われていました。場所は喫茶「シャトー」。こちらは1953年(昭和28年)という設定です。朝ドラ『てるてる家族』第11回から
朝ドラ『てるてる家族』第11回から
同じ個体かどうかは不明ですが、型式は同じもののはず。
ただし、もともとの製品である松下電器産業(現パナソニック)の「17K-531」はツマミ類の下にスピーカーがあるのですが、朝ドラで使われたテレビは、いずれもブラウン管とツマミの箇所だけの構成となっています。なのでこれは「17K-531」を模したNHK制作のテレビ受像機なのだろうと。

家電製品を中心とした工業デザイン製品の、「記録」(製品情報)と「記憶」(オーラルヒストリー)を集積し、その研究・活用を進める「インダストリアルデザイン・アーカイブズ研究プロジェクト(IDAP)」のアーカイブズページ。家電のデータを集積し一般公開しています。

他の朝ドラでの使用歴には気づいておりませんでしたが、確認した際には追記します。