ドラマのセットに関する短い記事。マニア向けだと思われます。
朝ドラ『あんぱん』第18回から。「高知県高智女子師範学校」の門です。入学試験を受けるヒロイン・のぶ(今田美桜さん)はギリギリ間に合ったのでした。
ここでは手前の門と塀に注目します。
「高知第一高等学校」のロケ地でも書いたのですが、校舎は「土浦第一高等学校」(茨城県土浦市)の旧本館を借りて撮影が行われていて、朝ドラでは『エール』(2020年度前期)でヒロイン・音(二階堂ふみさん)が通う「東京帝国音楽学校」として、『おひさま』(2011年度)ではヒロイン・陽子(井上真央さん)が通う「安曇野高等女学校」として使われていました。
(↑『エール』第31回から)
(↑『おひさま』第7回から)
ここで問題にしたいのが、塀と門の位置です。
『あんぱん』と『エール』では似たような場所にあるように見えるのですが、実際にはどうだったのかを調べてみたくなりました。
『おひさま』もチェックしたところ、『あんぱん』と『エール』にあるような塀と門は確認出来なかったので、残念ながら今回は除外して『あんぱん』と『エール』の塀と門についてのみ話題にします。
Googleの航空写真を使わせていただきます。「土浦第一高等学校」の旧本館です。中央が校舎の出入口になっています。
朝ドラで塀や門がある場所には、やはりもともとは何もない状態でした。撮影場所を厳密に特定することは出来ないので、だいたいの位置と方向を赤矢印で示しました。
校舎に向いて真っ直ぐになるよう回転させます(矢印は消しました)。
『あんぱん』の引用画像を再掲。
左に花壇とその角が見えているので、「『あんぱん』の塀+門はたぶんこの位置だろう」とオレンジ色で線を引いてみました。
『エール』の方はどうかというと、『あんぱん』の塀よりももっと校舎寄りだったのだろうという印象。参考になりそうな映像が第32回にありました。
丸く広くなっている部分がおしまいになるあたりに門があるので、そのあたりに白い線を引いてみました。
文字を加えました。
大きな間違いに気づいた時には訂正をします。