「決戰の大空へ」企画書(朝ドラ『エール』)

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ドラマの小道具に関する短い記事です。

朝ドラ『エール』第81回から。
大きく映された「決戰の大空へ」の企画書の文字が9割くらい読めましたので文字起こし(変な表現ですが)しました。
不明な箇所は( )の中に入れて、「多分こうだろう」という文字で補っております。かな遣いはそのままで、漢字は出来るだけ画像と同じものを使用しました。
朝ドラ『エール』第81回から

「決戰の大空へ」企畫書
製作 東都映畫
海軍省後援

朝ドラ『エール』第81回から

 日本男兒たるもの、一度は憧れる飛行機に焦點を合はせることで、若
(き)人々を鼓舞激勵し、愛國の精神を啓蒙する。

そして、海軍航空隊豫科練習生の募集の追風となることも期待する。
少年たちが本作品を觀ることで、自らもが入りたいと願ふやうに導く。
二枚目俳優の高田稔をはじめ、病弱でのちに飛行豫科練習生にあこが
れる少年の姉に、原節子を配役。そのほか實力、人氣共に獲得してゐ(る)
豪華なる俳優陣を配役。

また、主題歌は現段階では未定ではあるが、映畫の公開と同時(にレ)
コードを發賣する豫定である。東蓄の協力を得られることになつ(ており、)
映畫の宣傳も兼ねレコードを發賣するだけでなく、(???)
て國民に滲透させることで映畫觀客のさらなる獲得につな(がる??)。
作詞は西條八十氏と交涉中であり、作曲家に小山田耕三、(古山裕一氏を)
檢討してゐる。

内容的には、まだ本編には出て来ていない「東蓄」がキーワードだったりするのかも。