テレビドラマのセットで使われる看板に関する短い記事です。
朝ドラ『エール』(2020年度上半期)第96回から。戦後の東京、闇市です。ラーメンの屋台の店主は山中崇さん。提灯の奥に見えている看板にご注目を。
切り取った画像です。
立て看板で、本が置かれたり紙が貼ってあったりします。古書店の看板でしょう。
同じ看板が『なつぞら』(2019)にもありました。こちらも闇市ですが、場所は北海道・帯広(『なつぞら』第7回から)。
『エール』の看板と合わせて読んでみると、「古本販賣 高價買入」だろうと思われます。
『とと姉ちゃん』(2016)では東京の闇市にありました(第80回から)。
『とと姉ちゃん』の闇市では、看板というよりも本の陳列棚という意味合いが大きい使われ方です。
ちなみに、『とと姉ちゃん』では、別の看板が同じように陳列棚として使われていました。
現在ではこのような陳列の仕方はまずありませんが、とても理にかなっているように思えます。当時はこのような感じで売っている店も多かったのでしょう。
「古本販賣 高價買入」の看板(+陳列棚)は他の朝ドラでも使われているはずなので、気づいた際に追記します。