整地ローラーの重量計算

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先日偶然見つけた「こんだら」こと「整地ローラー」。
いったいどれくらいの重さなんだろうと思い、計算するために採寸してみました。

整地ローラー・「日本コンダラ製鉄株式会社」は架空の会社です。
もしかすると、大きな円筒形の全体が鋼鉄で出来ていると思っている人がいるかも知れませんが、中は空洞(のはず)です。
ローラー部の鉄板の厚みは3.2ミリで、幅は915ミリ。直径は鉄板の中心を基準にすると585ミリでした。
軸(ローラーの中心を貫いている丸棒)は直径60ミリ・長さ1035ミリ。
取っ手の丸棒は直径16ミリ・長さは全部で3800ありました。
5つある小さなパイプ(直径76.3ミリの規格品)は厚み3.2ミリで長さはそれぞれ53、65、43、58、43なので合計262ミリ。
円周率を3.14、鋼鉄の比重を7.85で計算すると、ざっと90キロと出ました(溶接部分の重量を度外視しております)。
中は空洞のはずですが、結構な重量があります。

これが仮に中身が全部鋼鉄で出来たものだとしたら。
一応計算してみると約1900キロとなりました。
これだと人力ではちょっと動かせないでしょう。何人かで引っ張れば少しくらい動くのかも知れませんが、実用性はないものと考えなければなりません。

「こんだら」こと整地ローラーの重さはだいたい90キログラム。
中はやはり空洞です。


訂正です。

Wikipediaから引用します。

製品としては完全完成品ではなく筒内が空洞で販売されており、使用者が現地にて重りを詰めることで所定の重量にして使用する。サイズや重りのタイプ(コンクリート・砂・水)によりさまざまな種類があるが、最も一般的なコンクリートを詰めるタイプの場合、完成重量は350kgまたは500kgである。メーカーはエバニュー・トーエイライト・東洋体機・カネヤ・三和体育製販などで、ほとんどが他の学校用体育器具も製造している。

とあり、中がまるきり空洞であれば上記の「だいたい90キログラム」なのですが、重りとしてコンクリートや砂、水等を入れたりして重量を増やすので、「完成重量は350kgまたは500kg」となります。

(2022年3月28日追記)