ドラマのセットで使われる看板に関する記事です。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第34回から。大阪へ来た千吉とるいが入った喫茶店の中です。ドアの向こうにある看板に注目します。
切り取りました。「見覚えのある看板だ」と感じる方も多くいらっしゃることでしょう。
この置看板は、朝ドラ『スカーレット』で信楽の街にあった「カフェ サニー」の看板なのでした(画像は第110回から)。
映ったのが本当に一瞬だけだったので、静止画を見ずに気づいた人がいればすごいです。
ちなみに、その左にある緑色の看板も同じように『スカーレット』から来ています(上の画像のすぐ後)。
緑色の看板部分を切り取りました。「サニー」の看板と並んで置かれています。
『スカーレット』第107回の静止画像。ヒロイン喜美子の個展会場の脇です。
「洋食 三栄亭」と書いてあったのでした。
『カムカムエヴリバディ』の「三栄亭」看板画像を再掲。
文字は全然見えていませんが、使われている色と、四つ葉のクローバーのイラストから同じ看板であることがお分かりいただけるはず。この看板も実に一瞬しか映っていなかったので、気づいた人は極端なマニアの方でしょう。
また、上2枚の直前になる静止画像。向かって左の窓からも外の通りにある置看板が見えます。
「株式會社 南~」と書かれているのが確認出来ます。
この看板は、同じ大阪局制作の『カーネーション』で使用されていました(第57回から)。1942年(昭和17年)の大阪です。
看板部分を切り取るとこうです。
A型看板で、
「十二月二日開店御披露
株式會社南池銀行
千日前支店
電話千日前二五三五番」
と書かれていたわけです。
『カムカムエヴリバディ』のちらっと見えている看板画像を再掲。
「十二月」の部分もやはりそのままです。
実は、前回の大阪制作の朝ドラ『おちょやん』でも使われていました(↓)。ものすごく小さい画像なので、朝ドラの看板マニアの方向けです。