レコードジャケットに使用されたフォントの話です。
パーシー・フェイス・オーケストラの”EXOTIC STRINGS”というアルバム。
1962年4月1日発売ということなので、私もまだ生まれていません。
“Mira”というフォントで書いてみるとほぼ同じ文字が現れました。
アーティスト名は17%ほど背を高くして書いています。
大きく違っているのが”T”。
現在の”Mira”オリジナル（ひらがなの『て』みたいな）とは随分違っています。
また”Y”は、なんと左右反転しているではありませんか。
オリジナルでは”T”がわかりづらく、このレコードジャケットに書かれているようにすると見やすくて、誤読されるおそれはないと感じます。
「他の文字に間違えられそうな”T”を読みやすい字に変えるついでに、少～し分かりづらそうな”Y”も左右反転させて変えちゃいました」というのが実情だったのではないかな、と想像してみたりします。
案外そうだったりして。