「須賀廼家万太郞一座の旗揚げ公演」記事(朝ドラ『おちょやん』)

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ドラマの小道具として使われた新聞記事に関する短い記事です。

朝ドラ『おちょやん』第44回から。「須賀廼家万太郞一座の旗揚げ公演」という新聞記事の文字が読めるので書き出してみました。
朝ドラ『おちょやん』第44回から
朝ドラ『おちょやん』第44回から「須賀廼家万太郞一座の旗揚げ公演」記事

須賀廼家万太郞一座の旗揚げ公演

喜劇界の王であり、上方喜劇の傳
承者である須賀廼家万太郞は「須
賀廼家万太郞一座」を結成、その旗
揚げ公演は初日から滿員札止の大
盛況で夜の公演では入場を謝絶し
たのにも拘はらず後から後からと
詰掛る客は木戸前に佇み「何て間
が悪いんでせう」と出ガラシの洒
落を云つて時々中から起る喝采采
を羨ましさうに聞いてゐた。舞臺
は毎幕何れも賑やかで大受けであ
つた。場内は土間も棧敷も各花柳
界の連中が一杯で中には便所か
ら樂屋へコツソリ見參仕樣とす
ると頭取部屋で喰ひ留められ落
膽する者もゐた。