ドラマの小道具に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『舞いあがれ!』第74回の静止画像。「IWAKURA」社内にある従業員たちが休憩するスペースです。【「月刊リアルトゥデイ」】で使わせていただいた画像ですが、今回もマガジンラックに置かれた雑誌に注目します。
今回は「Real Today」の真下に置かれている「くらしす」と書かれた雑誌について。
余談ですが、”くらしす”+”NHK”でネット検索すると、「Real Today」で使用したこの画像が出て来ました(↓)。
まだ「くらしす」については全く何も書いていない状態でもこうして検索結果に出て来たということは、Googleのクローラーは画像の中にあるこれくらいの鮮明さの文字も認識してインデックスするということです。
さて、「くらしす」を切り取った画像です。
なんとなく生活情報誌といった感じですが、ほぼズバリ同一の名称の生活情報誌が存在したのでした。
「大阪府・大阪市 生活情報誌 くらしすと」です。
モデルとなったのは、「くらしすと」2月号 (No83)平成28年2月発行。
画像をお借りします。
「大阪府・大阪市 生活情報誌 くらしすと」No.83 2016年(平成28年)2月発行 から引用
『舞いあがれ!』の「IWAKURA」内にある「くらしす」画像を再掲。
やはり不鮮明な画像で申し訳ありません。
比較してみると、メインであるイラストの女性が向いている方向が左右異なっていて、手に持っているスマートフォンの色も違っているので、ここはNHKの美術さんがお描きになったのではと想像されます。左下にちらっと見えている消費生活相談員は同じ。
ドラマの小道具として目立たないように置かれている冊子の情報を必要としている視聴者が多いとは決して思いません。ただ、ネタ元を見つけられれば本当に嬉しいですし、小道具が他のドラマでも使われているのを発見した際には単純に喜んでしまいます。そしてドラマを制作されている方に「ここまで見ていますよ」というのを伝えたいというのもあったりするのです。ご迷惑でなければいいのですが。