ドラマの小道具に関する短い記事です。かなりマイナーな話。
朝ドラ『舞いあがれ!』第63回から。ヒロイン舞の父・浩太(高橋克典さん)が会社で使う机の画像です。中央の名刺に注目します。
文字の部分を切り取って補正しました。
「K.I. SPECE」
「東部事業所」「東●事務所」
「田中真之」
「カイ スペース株式会社」
「〒577-0029 東大阪市●上町3丁目23-15」
「TEL 06-723-8849 / FAX 06-723-8850」
の文字が確認出来ます。
この中で最も気になるのは町名です。
他の字はほぼ全部読めているはずなのですが、「東大阪市●上町」の「●」だけがハッキリ読めません。
なんとなく「舞」の字のような気がするのですがどうでしょうか。
「東大阪市舞上町」。実際にはない架空の町名です。
「舞上町」だとすると、ドラマの題名『舞いあがれ!』由来の町名なのだろうなと誰もが思うところ。
ちなみに、「577-0029」も架空の郵便番号です。
『舞いあがれ!』で東大阪市内にある架空の町名としては、舞の自宅がある「東大阪市摘路町」がよく知られています。
画像は第3回から。舞の浩太が祥子(高畑淳子さん)宛に毎年出していた年賀状です。
一番上の年賀状から住所部分を切り取った画像。
郵便番号が「577」と3桁の時です。
住所は「東大阪市摘路町三丁目一五番地七」と記されていたのでした。
「摘路町」の郵便番号は後に「577-7391」になります。画像は第57回から。
「摘路町」の西隣りにあるであろう「西摘路町」もあります。画像は第32回から。
貴司(赤楚衛二さん)の行方が分からなくなり、心配している舞と幼なじみの久留美(山下美月さん)が東大阪市内の街を歩いていく場面。右の電柱にある住居表示板に「西摘路町」の表記が。
切り取った画像です。明るくなるよう補正しています。
非常に分かりづらいのですが「西摘路町二丁目6」と表示されています。
また、久留美の母から久留美宛てに送られてきた封書に書かれている住所も東大阪市内の架空のものでした(第29回から)。
右の白い封筒には
577-0672
大阪府東大阪市南摘路町2丁目1番地18
南摘路ハイツ203号室
とあり、「南摘路町」という架空の町名があるのが分かります。読み方は「みなみつむじ」町でしょう。
また、中央の薄い緑の封筒には
577-0127
大阪府東大阪市古地町1丁目
3番地16 コーポふもと202号室
と記されていて、「古地町」も架空の町名だと判断されます。読み方はちょっと難しそうです。
朝ドラ『舞いあがれ!』に登場する大阪府東大阪市内にあるとされる架空の町名をまとめると以下のようになります。
- 〒577-0029 舞上町
- 〒577-7391 摘路町
- (郵便番号不明)西摘路町
- 〒577-0672 南摘路町
- 〒577-0127 古地町
東大阪市内にある設定の架空の町名が他にあるのを確認した際には追記します。
(摘路町は特に多いので、別のページに書いております↓)
従業員の履歴書が大きく映る場面が第70回にありました。退職勧奨される3人の従業員の履歴書に記されている住所が全て東大阪市内でした。
(稲本大作 〒577-9523 大阪府東大阪市茶江崎町8-5-1)
(砂川充 〒577-8725 大阪府東大阪市狐川町310-5)
(小森富雄 〒577-9410 大阪府東大阪市東海岸南町3-1-15)
(2023年1月12日追記)
退職勧奨する従業員を選ぶ際に別の東大阪市在住の人の履歴書がちらっと映っていました。
(山里健介 〒577-3812 東大阪市海尾薄雷町1-9-7)
また、「こんねくと」でアルバイトを募集したところ、応募者の中に東大阪市在住の学生がいました(左は摘路町の伊藤空さん)。
切り取って補正した画像です。
広瀬海さんが「〒577-8901 大阪府東大阪市矢井口町9-7-2」ということでした。
(2023年3月23日追記)
さらに追記です。
「ABIKILU」の試験飛行場所として候補に上がった土地が「大阪府東大阪市矢井口町9-7-2」で、「こんねくと」のアルバイトに応募してきた広瀬海さんの住所と同一でした。画像は第122回から。
なんとなく美術の方からのテストのような気がします(笑)。
(2023年3月27日追記)