使い回しされる看板26(大阪制作の朝ドラ)

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ドラマのセットで使われる看板に関するごく短い記事です。

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第49回から。昭和37年(1962年)の大阪・道頓堀です。右にある置看板にご注目を。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第49回から
切り取りました。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第49回から「お好み焼 たけうち」置看板
置看板には、「お好み焼 たけうち」と記されています。

表示されている文字が異なるものの、看板本体は過去の朝ドラで使われていました。『あすか』第133回の静止画像です。ヒロインあすかの実家が経営する「扇屋一心堂」があった場所に、同店が退去した後に入った「創作料理 うまいもん屋」という飲食店の看板です。
朝ドラ『あすか』第133回から
こちらも切り取りました。
朝ドラ『あすか』第133回から「うまいもん屋」置看板
ぱっと見てすぐに分かる相違点があります。文字が記されているアクリル板(?)部分が、『あすか』の方は枠なしなのでした。

『カムカムエヴリバディ』「たけうち」の看板は、木の枠があります。アクリルだけで出来た看板だと、今から60年前の1962年には一般的ではなかったのかも。時代考証を踏まえた看板の使い回しなのでしょう。

「たけうち」の看板を再掲します。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第49回から「お好み焼 たけうち」置看板
『あすか』で「うまいもん屋」の看板として使われたこの置看板が、以降の朝ドラで全然使われなかったとは考えづらいところです。

今回『カムカムエヴリバディ』に「たけうち」という名前で再登場するのは、一昨年亡くなられた、『あすか』のヒロイン・竹内結子さんに対する追悼の意味があるのだろうと、看板の履歴を知った多くの人は感じることでしょう。

他の朝ドラで使われているのが確認出来れば追記します。