今年工事を行いましたおおきに老松通りビルでは、舛田善信氏による”Lisboa”(ポルトガル語。英語では”Lisbon”。日本語では『リスボン』)という作品も外壁に描いております。
ダーマトグラフでラインを引く舛田さん。
作家である舛田さんからは、「壁面のデコボコ・ざらざら感を活かして、原画に近いイメージを再現して欲しい」というご要望がありました。
描き方の指導をいただくことはあまりないので大変貴重な体験です。
舛田さんのお人柄によるのかも知れませんが、描くことそのものが楽しく、この『Lisboa』も2018年に携わった仕事の中で特に印象に残るものとなりました。
『Lisboa』の南面。足場解体前の写真です。
夜間に撮影したとてもきれいな写真が「むくぴ」久保稔さんのブログにあります。
https://mukumukum5.blogspot.com/2018/11/blog-post.html
舛田さんにイラストをご依頼になった久保さん(今回のリニューアル工事全般を設計なさった方です!)によると、「リスボンの街並みをイメージして描いて欲しい」とお伝えされていたようです。
私は個人的に、ずいぶん昔に見たNHK教育テレビのフランス語講座オープニングの動画を思い出しておりました。
これです。
“Lisboa”の原画でも窓がいびつな形になっていたので、実際の窓に描くのには、ややてこずりました。