朝ドラの大道具の話です。
『なつぞら』で、ヒロインなつが働いている「川村屋」の向かいにある「マキノ理髪店」の建物。
他の朝ドラでも使用されているのに気づきました。
朝ドラ『なつぞら』第44回から。少々見づらいのですが、通りの左側に見える建物が「マキノ理髪店」です。
A型看板にお店の名前が書かれています。
次に『半分、青い。』第108回から。ヒロイン楡野鈴愛が働いていた100円ショップ「大納言」の建物です。
看板の左右に見える四角い突起物が目を惹きます。建物全体が「マキノ理髪店」と同じに見えてきてしまいます。突起物の横、「大納言」では看板の裏になる部分が凹んでいるのも同じ。
ちなみに「大納言」の右横の建物に見覚えはないでしょうか。
そうです。すずふり亭の裏にある「あかね荘」ですね。「大納言」横では外の階段がない仕様になっているみたいなのでした。
そして『ひよっこ』第70回から「喫茶白猫」。
「白猫」の建物は上記「マキノ理髪店」「大納言」の2軒と同じだとしか思えません。
四角い突起と凹んでいる部分の形状が激似です。「大納言」(半分、青い。)に変身する際、ドアの部分は改造していないようですね。窓は、「白猫」では凝った造りの格子がありましたが、「大納言」では一切なくして大きなガラス1枚になっています。
「喫茶白猫」で使われた翌日の放送回です(第71回)。左側の建物にご注目ください。
2階部分に付けられたネオンには「Bar」とあり、置看板には「彩風」と書いてあります。この「彩風」が「白猫」と同じ建物です。
改造の度合いが極めて高いです。窓が壁になっていて新たに窓が付けられています。私も放送時には全然気づきませんでしたが、こんなのに気づく人はそうそういないでしょう。
ちなみにその隣には「月時計」というバー。中でお酒を飲む場面がたくさんありましたね。第70回の画像と比べてみると、斜め向きの加減や正方形の突起物から、「白猫」横の建物と同じものにしか見えません。
「マキノ理髪店」と同一の建物をまとめてみました。
- 『なつぞら』「マキノ理髪店」
- 『半分、青い。』「大納言」
- 『ひよっこ』「喫茶白猫」
- 『ひよっこ』「Bar彩風」
これらは全て同じ建物です。
きっとまだあることでしょう。