日本酒「松錦」(大阪制作の朝ドラ)

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ドラマの小道具として使用された日本酒に関するマニア向けの記事です。

朝ドラ『ちりとてちん』でたびたび使われた日本酒「松錦」。落語家・徒然亭草若(演:渡瀬恒彦さん)が好んで飲んでいたお酒で、いわゆるBK(NHK大阪放送局)制作の朝ドラでは結構知られた存在なのかも知れません。
朝ドラ『ちりとてちん』第20回から
朝ドラ『ちりとてちん』第26回から
朝ドラ『ちりとてちん』第117回から
(↑上から『ちりとてちん』第20、26、117回から)

この「松錦」ですが、実は『ちりとてちん』以前でも使われていたのを全然知りませんでした。

『あすか』第24回からの画像です。手前にあるのですが見づらくて申し訳ありません。
朝ドラ『あすか』第24回から

切り取って少し明るくしました。
朝ドラ『あすか』第20回から日本酒「松錦」

肩ラベルにある「松」の字の形と位置が同じなので「松錦」で間違いないでしょう。
ただ、その下にある横方向に長い楕円形のラベルは『ちりとてちん』の「松錦」にはありませんでした。

「松錦」は『ふたりっ子』にもあったようです。画像は総集編第2回から。
朝ドラ『ふたりっ子』総集編第2回から

こちらも切り取りました。
朝ドラ『ふたりっ子』総集編第2回から日本酒「松錦」

肩ラベル(上)と表ラベル(下)のいずれにも「松錦」と書いてあるようなのですが、肩ラベルの方は縦書きになっているので明らかに別物なのでした。
引き続き日本酒「松錦」をチェックすることにします。


現在放送されている『おちょやん』でも使われていました。場所は千代と一平が暮らす長屋です。1932年(昭和7年)という設定(第66回から)。
朝ドラ『おちょやん』第66回から
朝ドラ『おちょやん』第66回から日本酒「松錦」

この「松錦」は、『ふたりっ子』で使われていたのと同じ、肩ラベルに書かれた文字が縦書きになっているバージョンです。

また、「松錦」の文字そのものも、『ちりとてちん』と『あすか』で使われていたものとは異なっているのが見て取れます。
BK制作の朝ドラで使われる日本酒「松錦」には2バージョン(以上)ある、と言えます。
(2021年3月8日追記)


『わかば』(2004年度下半期)で使用されていたのを確認しました(総集編から)。
ヒロイン・わかば(原田夏希さん)と、その亡父・公一と瓜二つの容姿である木之下俊介(内藤剛志さん)です。場所は俊介が経営する「焼酎BAR GROOVE」。
朝ドラ『わかば』総集編から

『ちりとてちん』や『あすか』と同じバージョンなのでした。
朝ドラ『わかば』総集編から日本酒「松錦」
(2021年4月25日追記)


『おちょやん』第103回で、正面から見えるように映っていました(↓右側にあります)。
朝ドラ『おちょやん』第103回から
切り取ります。
朝ドラ『おちょやん』第103回から日本酒「松錦」

『ちりとてちん』第26回の「松錦」を切り取って再掲。
朝ドラ『ちりとてちん』第26回から日本酒「松錦」
やはり「松」の字が随分違っている印象ですね。
(2021年4月29日追記)


追記です。気づいたことを。
上で引用した『ちりとてちん』第117回の画像から「松錦」を切り取りました。
朝ドラ『ちりとてちん』第117回から日本酒「松錦」

表ラベルには「伏見の銘酒/松錦/芳香/響四海」とあり、ローマ字に関しては、肩ラベルには「MATUNISIKI」、表ラベルには「MATHUNIS●●KI」とあります。表ラベルの光って見えない部分を補うと、「MATHUNISHIKI」と書かれていると思われます。
あくまで想像なのですが、「MATUNISIKI」ではなく「MATSUNISHIKI」と書こうとしたところ、誤って「MATHUNISHIKI」にしてしまった、ということなのかなと。

個人的にこの「松錦」がとても好みなので、書かないでおこうかと迷いましたが、やはり気づいてしまった以上書かないでおくというのはどうしても出来ず、追記する次第です。ミスをあげつらうつもりはありません。
(2021年5月3日追記)