NHK連続テレビ小説『なつぞら』で使われているフォントについて書きます。
第24回放送終了時に流れていた第5週の予告編の一シーン。
主人公なつの後ろに見えている袖看板には「喫茶 ポワール」と書いてあります。
この『なつぞら』に限らず、朝ドラで非常によく使用されるフォント”DF円楷書”で書かれています。
「喫茶」はそのままですが、「ポワール」の部分は幅を55%くらいに細くして書きました。
“円楷書”の人気が高い理由に、無難であることの他に「温かみがある」が含まれているのかな、と最近思うようになりました。
他の楷書フォントと比較して手書き風の味わいが随分多くあるな、と感じています。
仕事で使用したことがまだほとんどなかったのですが、そのうちにこのフォントを使用したもので看板を作って欲しいというご依頼が増えるような気がしています。
つまりこの”円楷書”でデザインした看板をお勧めするからですが、きっとそうなっていくことでしょう。
予告編の映像を使用させていただきましたが、本放送では赤枠の看板の下に「地下１階へどうぞ」の文字が入った看板がありました（第5週・27回放送から）。
切り抜いて横に黄色で書いてみました。(2019年5月6日追記)