今日から令和ということですが、昨日から今日にかけては、例年の大晦日から元日のようなおもむきがありました。
看板屋としては、平成から令和に修正して欲しいという内容の依頼は今のところありません。
さて、今日放送された朝ドラ『なつぞら』第27回を観ていたところ、ごく最近NHKオンデマンドで観た他の朝ドラに使われていた貼り紙と似たものがあったので、両者を比較してみます。
「川村屋」の脇、掲示板右上にある張り紙です。「募集」「歌手 演奏者」「ニューオリンズ」の文字が確認出来ます。
この貼り紙と同一のものではないものの、内容がほぼ同じというものが『梅ちゃん先生』にあったのです(第16回)。
一番下の「蒲田驛(駅)スグ裏」がないことと、「歌手 演奏者」が赤ではなく他の文字と同様に黒で書かれている点以外は同じです。
文字の細部や配置が若干異なっているので、同じ一枚の貼り紙ではないようです。
『梅ちゃん先生』で使用されたものがもう一枚あってそれを利用したか、あるいは原本に似せて書いた、というところではないかと想像します。
ものすごく細かいところですが、こういうものを見つけるのも楽しかったりするのです。
ちなみに「大将湯」の貼り紙は、『なつぞら』第8回で「帯広マーケット」の一角にも貼られていました。
「川村屋」脇の掲示板のと非常によく似た貼り紙が『なつぞら』第7回にありました。
画面右端です。
赤が使われているのですが、『梅ちゃん先生』ではなく「川村屋」のそばにあったもののオリジナルなのではないかな、と想像させるものです。不鮮明な画像で申し訳ありません。
また、第4回では帯広マーケットの中の店にもあったりしました。
「歌手演奏者」の字が他と比べて薄く見えます。おそらく元は朱色だったのでしょう。