ドラマのセットで使われる看板に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『ブギウギ』第90回から。戦後の東京です。公衆電話の手前に立つ電柱に設置された看板に注目します。
切り取った画像。
上は2行に分かち書きされた「シューズの（ことなら）」、下は「大森ケミカル」です。「大森ケミカル」はケミカルシューズの（架空）メーカー。
ケミカルシューズについては神戸市のホームページに説明があります。
ケミカルシューズとは塩化ビニール等の合成樹脂を使用した靴です。
ーー神戸市HP>神戸市 FAQ>産業・ビジネス>地場産業【ケミカルシューズとは、どのようなものですか？】から引用
もともとこの看板は神戸を舞台にした朝ドラ『べっぴんさん』（2016年度下半期・大阪局制作）で使われていたものです。画像は『べっぴんさん』第132回から。場所は「レリビィ」の店内です。「大森ケミカル」の看板は外の電柱に。
切り取った画像です。「大森ケミカ」しか見えません。
「大森ケミカル」の看板は、発祥が神戸であるケミカルシューズを製造する企業の看板として作られました。
他の朝ドラでは、『スカーレット』で使われていたのを覚えておりました。ヒロイン･喜美子（戸田恵梨香さん）が住み込みで働く「荒木荘」のすぐそばです。画像は第19回から。
正面ではない画像で申し訳ありません。
また、『べっぴんさん』では看板だけでなく「大森ケミカル」のカレンダーがありました（↓左端。『べっぴんさん』第95回から）。
切り取って補正した画像。
昭和35年（1960年）6月のカレンダーです。
「大森ケミカル」の看板あるいはカレンダーが他の朝ドラで使われているのを見つけた際には追記します（カレンダーはおそらくないと思いますが）。