ドラマの小道具に関するごく短い、かつマニア向け記事です。
朝ドラ『おかえりモネ』第32回から。本放送から随分日が経っています。電卓にご注目を。
電卓の左上に相当する部分を切り取りました。
「samku」とアルファベットの小文字で書いてあります。「samku」が社名なのか、商品名なのかは想像するしかありません。なんとなく「SAMSUNG」をもじったもののように感じられますが。
「samku」は、『あまちゃん』(2013年度上半期)の小道具でも使われていました(↓画像2枚は第101回から)。
太巻が、鈴鹿ひろ美のオリジナル歌唱をヒロイン・アキと水口に聴かせる、ドラマを通じて重要な場面。
カセットテープレコーダーのメーカー名らしき部分を切り取りました。
「TCM-19」の品番が見えているので、これはソニーの(カセットコーダー)「TCM-19」に他なりません。ということは、「samku」はメーカー名であろうと。
『あまちゃん』では、「スナック梨明日」のレジも「samku」製でした(第102回から)。
『おかえりモネ』の電卓、『あまちゃん』のカセットコーダーとレジ、いずれも統一されたデザインで「samku」と記されています。
おそらく『あまちゃん』でも「samku」社製電卓が使用されていたはずなので、機会があればチェックすることにします。
日用品や食品の「ヒマタン」と同様、決して目立たないけれども数々の製品を東京制作の朝ドラに供給している「samku」社製品は、きっとマニアの間ではよく知られた存在なのでしょう。
追記です。
「samku」と関係しているであろうと思われる「samkuaux」という名の製品がいくつか見つかりました(↓)。
(2023年4月30日追記)