NHK連続テレビ小説『なつぞら』に小道具として出てくるチョコレートにかんする短い話です。
第7回放送から。
ヒロインなつ(演:粟野咲莉さん)が、出奔してまず辿り着いた帯広マーケット。その一角で靴磨きをし、進駐軍の兵士からチョコレートをもらっているシーンです。
大写しになったのでチェックします。
見たことのあるというか、非常に慣れ親しんだチョコレートであるような気がしますが、初見のはずです。
指で隠れてSとRの間の字が見えません。何なのか気になります。
少し後のシーンで、はっきりしました。
見えなかった文字は”E”です。
ということは、”SERHER’S”。どこかで似たものを聞いたことがある/見たことがある名前です(笑)。
ふたつ上の大きく写った画像を切り取り、Photoshopで補正しました。
“Impact”で書かれているので似せて書いてみました。グラデーションが下手で恐縮です。
このチョコレートは、第4回の放送にも登場していました。
東京・上野で靴磨きをしたなつとその妹に米兵がチョコレートを渡すシーンです。
取り出す動きが早かったので文字が見えづらいですが、同じものを使用しています。
ところでこの米兵、帯広マーケットでなつにお金とチョコレートを渡した人と似ていますが、まさか同じ俳優さんではないでしょうね。
べつにドラマだから構わないんですけど。
このSERHER’Sチョコですが、『梅ちゃん先生』でも使用されていたのが確認出来ました。第3回放送から。
しかしよく見てみると、SERHER’Sではなく、SHEHER’Sなのか、最初の3文字はSHEで4文字目はHのようです。
ということは、『梅ちゃん先生』ではSHEHER’Sで、『なつぞら』ではSERHER’Sに変わったということなのでしょう。
『梅ちゃん先生』で使用したSHEHER’Sでもよかったはずなのだけれど、モデルにしたHERSHEY’Sにあまりにも似ているという声があったので『なつぞら』ではSERHER’Sにした、とかいうことがあったのかも知れません。
『梅ちゃん先生』第3回の別の場面です。
どうやらSHEHER’Sではなく、SHEHERY’Sのようです。
(2019年5月6日追記)