2014年に放送された朝ドラの大道具に使用された文字について少し書きます。
NHK連続テレビ小説『花子とアン』の第74回の一場面です。
ドアのガラスに金文字で「聰文堂」(聡文堂)と書かれています。
この文字は”DF新篆体”で書かれています。
横に黄色で書いてみました。
“DF新篆体”は私も看板で使用することがあるのですが、使用頻度はかなり低めです。
その理由は、使用する字によってはかなり読みづらくなったり、形があまりよろしくなかったりすることがあり、「あらゆる文字列で絶対にオススメ出来る書体である」とは言えないからです。
ただ、この「聰文堂」のように非常によくまとまるケースも多いので、やっぱり好みのフォントであることに変わりはありません。