朝ドラのセットで使われていた看板のフォントについての話です。
NHK連続テレビ小説『まんぷく』の第69回。
「たちばな栄養食品」の東京支店そばを歩くヒロイン福ちゃんと真一さん。
「田中印刷」と看板に書かれた太い明朝体がとっても気になります。
このシーンの少し前の画像から看板部分を切り取って歪みを補正しました。
「田」や「中」の縦線が”窓”の部分よりも太いというかなり太い明朝体で、そうなってくると「これくらい太いのは”DF超極太明朝体”しかないだろう」と感じます。
似せて書いてみたらぴったりです（下に赤で書きました）。
ドラマの中では建物と看板だけが登場する「田中印刷」。
架空の印刷会社の看板ですが、この超太い明朝体は個人的に好きなので親しみを覚えます。
↓360°セット紹介「東京 商店街のセット」(NHK) でも、この「田中印刷」の看板が写っています。
ちなみに上のセットの中にある「山田輪業」の看板も超極太明朝体かなと思ったので試しに書いてみました。
“超極太明朝体”で書くと、太すぎる印象です。
「田」の縦線より”窓”の幅が広いはずなのに逆転しています。
一段階細い極太明朝体で書いてみるとこうなります。
まだ幾分太い気もしますが、”極太明朝体”に近いフォントで書かれているということが分かったので、これでよしとします。
ドラマ本編には出てこなかったのだと早合点しておりました。第69回でこの「山田輪業」の看板はちゃんと映っています。
