ドラマのロケ地に関する短い記事です。かなりマニア向けだと思われます。
朝ドラ『おはようさん』(1975年度下半期・大阪放送局制作)の静止画像です(NHKアーカイブス『おはようさん』から)。ヒロイン・鮎子(秋野暢子さん)が踏切を渡るところです。おそらく夕方の帰宅時。
列車は、今も大阪市内を走る路面電車の阪堺電車(阪堺電気軌道)です。
ロケ地がどこなのか、探してみると阪堺線「天神ノ森」駅(HN58)のそばにある踏切であるのが判明しました。右の木がたくさんある場所が「天神ノ森天満宮」。
踏切は線路に対して直角ではなく、やや斜めになっているのですが、その角度も『おはようさん』のアーカイブ映像と合致します。
「天神ノ森」駅のすぐわきにある踏切を、鮎子は西から東へ歩いて自宅へ向かっていたのでした。
上のGoogleストリートビューで奥の方に見えているのは「田中写真」さん。
先に引用した画像を再掲します。鮎子(秋野さん)の右後ろにある袖看板にご注目を。
切り取って明るくしましたが、文字は殆ど読めなくて申し訳ありません。
2つある大きな字の上の文字は「写」だと思われるので、この看板は「田中写真」さんの看板だったのだろうと思われるのです。
50年近く前のドラマで、「お好み焼/焼そば」の看板(とグリコアイスクリームのケース)があるお店も今は営業されていなくて、撮影時と比較すると街の様子は落ち着いた感じがします。
そして、同じくNHKアーカイブス『おはようさん』にあるこの場所。大阪市内だろうと思われるのですが、残念ですがさっぱり分かりません。
また、この場所は「天王寺七坂」のひとつである「口縄坂」でした。
他に『おはようさん』のロケ地について何か分かれば追記します。