ドラマのセットに関する短い記事です。マニア向け。
現在BS・4Kで再放送中の朝ドラ『まんぷく』第64回から。「ダネイホン」を販売する「たちばな栄養食品販売東京支店」そばの大衆食堂「やまね」です。
入口の右側にガラスのショーケースがあって、右側の壁がかなり特徴的な形をした建物です。
同じ建物が池田駅前商店街の「歯車坂時計店」として使われています(第80回から)。
「パーラー 白薔薇」に出勤する前のヒロイン・福子(安藤サクラさん)が自分の髪型を見るためにガラスを覗き込んでいます。外側(側面)にもガラスがあります。
『まんぷく』の中ではさらに別の建物として。中央の2階建てです。名前は不明。おそらく「池田駅前商店街」内にあり、カステラを扱っているお店(第95回から)。
そして、「池田駅前商店街」のそうざい店「吉市」(第109回から)。
『まんぷく』では少なくとも4か所で別々の建物として使われていました。
タイルの色は「やまね」では緑、それ以外はレンガ色なので、塗り替えは1回だけだったのだと思われます。
その後、同じ大阪制作の朝ドラ『おちょやん』でオープンセットの店舗として使用されていました(画像は第7回から)。昭和初期の大阪・道頓堀。
左上です。切り取った画像。
店舗の様子がもう少し分かりそうな画像は本放送時の番宣番組「もうすぐ!連続テレビ小説『おちょやん』」から。
看板には、「大阪/帽子/峯松」と書いてあったのですが、斜めからなのでよく見えない状態。
「峯松」の看板は『カムカムエヴリバディ』で岡山の町にある帽子店の看板としても使われていました(第29回から)。
そして、『まんぷく』や『おちょやん』で使い回しされていた建物は、『べっぴんさん』でも使われていました。「あさや靴店」です。画像は『べっぴんさん』第1回及び49回から。
タイルは緑色でした。
『べっぴんさん』よりも古い朝ドラでは今のところ確認出来ていませんが、建物の右側の建材ととても似たパーツが『芋たこなんきん』(2006年度下半期)にありました。場所は徳永邸(第27回から)。
切り取った画像です。
部屋の中にあるので普通はありえないはずなのですが、とても似ています。もしかするとここから来たのかも。
『べっぴんさん』の「あさや」より古い使用歴がないか、引き続き調べておきます。