ドラマの小道具に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『マー姉ちゃん』(1979年度前期)第135回の静止画像です。テーブルの上に置かれている瓶ビールに注目します。

切り取り画像。

これはあの有名な「ヒノデビール」。私が確認した中で最も古い「ヒノデビール」が1981年放送の「ドラマ人間模様」『夢千代日記』(全5回・1981年2月15日~3月15日放送)だったので、それよりも1年程早い(『マー姉ちゃん』は終盤で1980年の放送)ということになります。
画像は『夢千代日記』第1回から(↓)。


2枚目の画像から切り取ったもの(↓)。

『マー姉ちゃん』の「ヒノデビール」切り取り画像を再掲。

ラベルは同一のデザインだと判断します。これが最も古い「ヒノデビール」かとも思ったのですが、『マー姉ちゃん』ではこれとは別の「ヒノデビール」らしき瓶ビールが使われていました。画像は朝ドラ『マー姉ちゃん』第123回から。

切り取り画像です。

先の引用画像を再々掲。

全体的に色使いが違っている印象で、太陽(日の出)の日の出の表現も異なっていますが、これも「ヒノデビール」のはずです。
もしかすると『マー姉ちゃん』で初めて「ヒノデビール」が使われたのかもと期待しているのですが、『マー姉ちゃん』より早く制作されたNHKドラマでの使用歴が不明です。
とりあえず「ヒノデビール」の使用歴は1980年まで遡れました、というご報告をいたします。