山田酒造㈱(ヒノデビール2・NHKドラマ)

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ドラマの小道具として使用されるビールの関する記事です。マニア向け。

NHK連続テレビ小説で使われる「ヒノデビール」について、『エール』『おしん』『こころ』から映像をお借りして簡単に説明しました。

今回は朝ドラ以外のドラマからも画像を拝借して、国民的小道具ビール(ちょっと大げさですが)「ヒノデビール」について引き続き書きたいと思います。

今年放送されたドラマ『きれいのくに』(全8話)に「ヒノデビール」が映っていました。
NHKドラマ『きれいのくに』第2回から
NHKドラマ『きれいのくに』第2回から缶入り「ヒノデビール」
NHKドラマ『きれいのくに』第2回から
NHKドラマ『きれいのくに第2回から缶入り「ヒノデビール」

注目していただきたいのが、(↑)この画像に書いてある「YAMADA」の文字。これは酒造会社の名前なのです。

朝ドラ『エール』で「カフェーパピヨン」の店内に貼られていたポスターを使わせていただきます。
「ヒノデビール」「カフェーパピヨン」ポスター
左のポスターから、「ヒノデビール」を作っているのは「山田酒造株式会社」であることが理解出来ます。「ヒノデビール」という会社があるのではありません。「ヒノデ」はあくまでも山田酒造のブランド。

いつから「ヒノデビール」が使われだしたのか、とても興味があるのですが、遅くとも『おしん』(1983年)の時には、ポスターではなく実際の商品として使われていたようです(朝ドラ『おしん』第20回から)。
朝ドラ『おしん』第20回から
朝ドラ『おしん』第20回から瓶入り「ヒノデビール」

この時の「ヒノデビール」に「山田酒造」の名があったかどうかを画像から判断するのは困難です。

ヒントになりそうな映像が1985年放送のNHKドラマ『冬構え』にありました。『おしん』放送終了の翌年です。男性は笠智衆さん。「ヒノデビール」を持っていらっしゃいます(嬉)。
NHKドラマ『冬構え』から

こちらは別の場面。同じく「ヒノデビール」が映っていました。
NHKドラマ『冬構え』から

この角度から見ると「YAMADA(BREWERY)」の文字が確認出来ます。
NHKドラマ『冬構え』から

そして『きれいのくに』の「ヒノデビール」を再掲。
NHKドラマ『きれいのくに第2回から缶入り「ヒノデビール」

基本的な形は全然変わっていないのがお分かりいただけると思います。

こうして見てみると、『おしん』で使われた「ヒノデビール」にも、「YAMADA」あるいは「山田酒造」の文字がラベルに印刷されていたのではないかと想像されるのです。

引き続き「ヒノデビール/山田酒造はいつから?」を追い続けます。