ドラマの小道具についての話です。
朝ドラ『君の名は』(1991年4月1日〜1992年4月4日)第36回から。小料理店「あや」の店内です。ビール瓶にご注目ください。

切り取って補正したもの。

AKでよく使われる「ヒノデビール」とは少し違っています。イラストが「日の出」を表現したものではありません。
『君の名は』第71回でラベルがかなり大きく映る場面がありました。


上は「BEST LAGER BEER」。
真ん中は、右横書きで「イワキビール」と読めないでしょうか。
実は、『君の名は』の次にAKで制作された朝ドラ『ひらり』(1992年10月5日~1993年4月3日)でも同じラベルを用いた瓶ビールが使用されていました。画像は『ひらり』第146回から。


やっぱり「イワキビール」と読めます。
おそらく「イワキビール」は朝ドラ『君の名は』が初出で、名称の由来をいろいろ考えてみたのですが、NHKで最初に制作されたラジオドラマの『君の名は』(1952年4月10日~から1954年4月8日放送)の音楽担当が古関裕而氏で、同氏が福島県出身であることから、県庁所在地のいわき(市)をもってきたのではないのかな、というのが私の見立てです。
『君の名は』が放送された2年前(1989年)に古関氏が亡くなられていることから、同氏への追悼とオマージュが込められたネーミングなのだと思うのです。
この点については制作者に話を聞いたのではなく、あくまでも私個人の意見で、こうだと決めつけているわけではありません。
朝ドラの「イワキビール」について、他に気づいたことがあれば追記します。