大阪で制作されるNHK連続テレビ小説のセットで使用される階段に関する話の2回目です。
『スカーレット』第107回からです。ゲームコーナー「ヤングのグ」の1階です。奥の階段にご注目を。
角度が60度に近い、かなり急な階段です。これほど急な階段は令和になった今では殆ど見ることがありません。
これと非常に似た階段が『ちりとてちん』にありました。場所は「若狭塗箸製作所」の工場内です(第88及び89回から)。
こんなに急な階段が別々に2つあるというのは考えづらいのではないでしょうか。
おそらく同じ階段です。
【大阪制作の朝ドラで使用される階段】では手すりが角パイプで作られていましたが、この急な階段の手すりは丸いパイプで作られています。
今後この階段の使い回しを調べる際、参考になりそうな画像が『ちりとてちん』第89回にありました。
実際に足を置いて上っていくところではなく、右に見える階段の支えとなる箇所にはかなり特徴がありそうです。