KitchenとKitchin(英語とヘボン式ローマ字)

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ローマ字の表記に関するごく短い話です。

先日現場からの帰りに信号待ちをしている際、飲食店の看板に「Kitchen」の文字があるのに気づきました。「Kitchen」(英語)は日本語で「キッチン」と表記されますが、この「キッチン」を逆にローマ字にするとどうなるのか、ちょっと興味を持ってしまったのです。

訓令式のローマ字なら「Kittin」、ヘボン式なら「Kitchin」が正しいのですが、ヘボン式「Kitchin」と元の英語「Kitchen」とでは綴りがかなり似ています。

「ローマ字の“Kitchin”を名前に入れたお店があるかも」と調べてみたところ、国内では残念ながら見つかりませんでした。英国エジンバラに“THE KITCHIN”というお店があるのですが、(日本の)ローマ字ではなく人名由来のようです。

Michelin-starred, contemporary Scottish restaurant, celebrating the finest seasonal ingredients for an exceptional dining experience.

また、“Kitchin cycle”という証券用語があり、こちらも“Kitchin”さんから来た言葉。

日本国内のサイトで「Kitchen」の誤表記と思われる「Kitchin」がたくさんあったりして、「間違えやすいよな」と感じます。でも実際は、エジンバラの“THE KITCHIN”にあやかって「Kitchin」にしている場合があるのかも、とも。

「キッチン」をローマ字表記にした「Kitchin」のお店や会社がもしあれば追記します。