NHK連続テレビ小説『なつぞら』で使用された看板の話です。
『なつぞら』第45回から。東京・新宿の一角です。
電飾の置看板には「クラブ メランコリー」と書いてあります。
この看板、『半分、青い。』でも使われていたようです。
ヒロイン鈴愛の実家である「つくし食堂」の置看板が、「メランコリー」の看板と非常によく似ています。
「メランコリー」の看板は周囲がとても暗いので明るくしました。
看板の脚まで写った写真で比較してみます。
いずれも足の部分が〔 〕のような形で同じに見えます。
表示面の縦横比率と角のR具合、本体との接合位置を含めた脚の台部分の様子から、同じ大きさ・規格の看板であろうと思われます。同一のものかどうかは不明なものの、同じ製品であると考えてよいでしょう。
この「クラブ メランコリー」の看板を初めて見た瞬間に「あ、これはつくし食堂の置看板と同じ看板だ！」と気づいた人は多分いなかったのだと思います。勿論私も気づいたわけではありません。
『半分、青い。』では、百円ショップ「大納言」向かいの「スナック 愛」の置看板も同じものと思われます。
こちらも暗いので明るくします。
「スナック 愛」のこの置看板が「つくし食堂」の店先に置かれていたものと同一のものなのかは、実際制作に携わった方からお話を伺わないと確かなことは分かりません。
「つくし食堂」の置看板は、店舗が映し出されても看板が設置されていない場面があったりしたこともあり、同一の看板なのかなという印象を持っています。