ドラマのセットで使用される看板に関する短い記事です。マニア向け。
NHKドラマ『昭和元禄落語心中』(全10回・2018年10月12日~12月14日)第2回の静止画像です。袖看板に注目します。
切り取った画像です。
袖看板には「㈲玉木ネジ工場」とあります。
ドラマ本編とは関係のない事業所です。
「どこかで見た看板だな」と探してみたところ、朝ドラ『ひよっこ』(2017年度前記)で使われていたのを確認しました。画像は第3回から。東京の「あかね坂商店街」、1964年開催の東京オリンピック開催時という設定です。「玉木ネジ工場」の看板は、「大岡」の少し大きな看板がある建物に設置されています。
切り取った画像。
一部しか見えていないのですが、同じ看板だと判断出来ます。
「玉木ネジ工場」の由来を調べてみたところ、アキヤマ香氏の『アスコーマーチ!〜県立明日香工業高校行進曲〜』という漫画があり(集英社 YOU発表号 2010年9号 ~2011年17号)、そこに登場するネジ工場が「玉木ネジ工場」なのでした。
同作品をドラマ化した『アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜』(テレビ朝日制作全9話・2011年4月24日~2011年7月3日放送)では、玉木ネジ工場を経営する玉木誠一を長谷川初範さんが、息子の誠役を賀来賢人さんが演じられています。
おそらく『アスコーマーチ』の「玉木ネジ工場」が、NHKドラマに登場した「㈲玉木ネジ工場」の元ネタなのだと思われます。
他に気づいたことがあれば追記します。