ドラマのセットで使われるポスターについての短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『虎に翼』第65回から。ヒロイン・寅子(伊藤沙莉さん)と、家庭裁判所が主催する「愛のコンサート」に出演する歌手の茨田りつ子(菊地凛子さん)です。場所は茨田りつ子の楽屋。壁に貼られているポスターに注目します。
一番右の赤いポスター。
このポスターがかなり大きく映った場面が朝ドラ『なつぞら』にありました。画像は第62回から。
2枚目の画像からポスター部分を切り取って補正しました。
劇団「赤い星座」が公演を行う「人形の家」のポスターでした。公演場所は「東京文藝劇場」。同じポスターがたくさん貼られているこの場所が「東京文藝劇場」。
また、茨田りつ子の楽屋に貼られている別のポスターも他の朝ドラで使われています。「人形の家」のポスターの左(補正しています)。
「マクベス」の文字は分かります。
同じポスターが朝ドラ『ちむどんどん』で使われていました。画像は第58回から。東洋新聞学芸部の掲示板に貼られているポスターの中に「マクベス」が。
右の方にありました。
『虎に翼』の「マクベス」ポスターを再掲。
色が違っているようですが、全く同じポスターです。
別バージョンの「マクベス」ポスターもあって、それは『なつぞら』で使われていました。
そして、さらに左のポスター。
『なつぞら』と『ちむどんどん』でそれぞれ別のバージョンがある「令嬢ジュリー」のポスターで、『ちむどんどん』で使われていたバージョンと同じです。
もう1種類あるポスターは「壊れ甕」なのですが、これは『なつぞら』から。
左下は「会館」しか読めないようになっています。
『なつぞら』の静止画は第23回から。
左下に書かれていたのは「十勝会館」なので、やむなく見えないように工夫したというところでしょう。
これら全てのポスターについて「知ってる」「これも知ってる」となるマニアの人が少なからずいらっしゃるのでした。