ドラマの小道具に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『舞いあがれ!』第74回から。「IWAKURA」社内にある従業員が食事したりする部屋です。
マガジンラックに注目します。
切り取って補正した画像。
上段に4冊、下段に3冊ほど置かれています(下段左は”マー“)。
今回取り上げるのはこの雑誌(↓)。
「Real Today」という雑誌です。
過去のNHKドラマで使われていないか調べてみたところ、月刊「Real Today」は、『コピーフェイス〜消された私〜』 (”ドラマ10″枠・全6回・2016年11月18日~12月23日放送・NHK大阪放送局制作)で使われていたようです。
『舞いあがれ!』では「菱崎重工」航空機器製造事業本部の荒金本部長役を演じられている鶴見辰吾さんが、『コピーフェイス〜消された私〜』では月刊誌”リアルトゥデイ”の編集長・橘慎一役として出演されていました(リンク先に月刊”リアル・トゥデイ”の写真があります↓)。
月刊「Real Today」は、鶴見辰吾さんをリスペクトした雑誌として美術さんがさりげなく「IWAKURA」の社内に置いていたのだというところまで知ると、実に奥が深いなと感じるわけです。
月刊「Real Today」(リアルトゥデイ)が他のNHKドラマで使用されているのを確認した際には追記します。
『舞いあがれ!』で「古田機工」の古田茂とその息子(?)の一人二役で出演されている湯浅崇さんも『コピーフェイス〜消された私〜』で月刊「Real Today」の編集にたずさわっていました。
そうすると月刊「Real Today」が「IWAKURA」に置かれているのは、鶴見さんと湯浅さんのお二人に対するリスペクトであろうと考えるべきでしょう。
(2023年2月28日追記)