ドラマの小道具に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『風のハルカ』(大阪放送局制作・2005年度後期)第49回の静止画像です。ヒロインハルカの妹・アスカ(黒川芽以さん)の部屋。本棚に収納されている書籍に注目してみます。
その中から1冊を切り取って明るくした画像。
「猩猩の街 日高邦彦」と記されています。調べたところ、架空の作品であることが分かりました。
最近NHKオンデマンドで配信が始まった朝ドラ『ウェルかめ』で同じ本(猩猩の街)が使われています。画像は『ウェルかめ』第12回から。ヒロイン・波美(倉科カナさん)が働く「ゾメキトキメキ出版」の編集室内です。
画像の中央上部を切り取った画像です。
右から2冊目が「猩猩の街」。
『風のハルカ』で初めて使われたのかどうかは今のところ分かっていないのですが、もしかすると大阪局で制作されたひとつ前の朝ドラ『わかば』だったのかも。
そして、その左には「赤犬村」があります。こちらは大阪放送局制作の朝ドラでは常連と言っていい程の頻度で使用される書籍です。
ドラマの小道具に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『舞いあがれ!』第12回から。「デラシネ」の店内です。置かれている本に注目します。...
非常にマニアックな話題で申し訳ありません。
さらに何か気づいたことがあれば追記します。
コメント
同じく日高邦彦氏の「誤解」という本が過去には登場してたようです
https://www.kuroji-kanban.com/akainumura_asadoraosaka/
ひだか 様
コメントいただきありがとうございます。
日高邦彦は、複数の著作がNHKドラマで使われる作家であることが分かっています。
一昨日、東野圭吾さんの『悪意』という作品を入手して一気読みしたところだったのですが、主要人物の一人が日高邦彦でした。流行作家という設定です。
なので、「猩猩の街」も「誤解」も、きっと東野圭吾ファン(というか、『悪意』の日高邦彦ファン)であるNHK大阪放送局美術スタッフが二次創作的に作った書籍なのだろうなというのが今の私の見立てです。
もう少し詳しく調べてみて、ある程度まとめたところで追記します。