ドラマの大道具に関する短い記事です。マニア向けを想定しています。
朝ドラ『おむすび』第38回の静止画像。さくら通り商店街の「渡辺靴店」へやって来た聖人(北村有起哉さん)と「福田整体医院」の院長(岡嶋秀昭さん)です。
残念ながら店主の孝雄(緒形直人さん)は不在。
聖人がひとりで再訪する場面(第39回)。オレンジ色の看板のある建物にご注目を。
店舗名は「なのはなクリーニング」なのですが、建物は『おむすび』で既出でした。
『おむすび』18回の静止画像。阪神淡路大震災の発災直前です。
「渡辺靴店」の向かいにある「なのはなクリーニング」が写った39回の引用画像を再掲します。
看板やポスターは違っていますが、門灯を含めて建物は使い回ししているように見えます。「なのはなクリーニング」は「文具 スマート」として使われていたのでした。
そして、これもまたドラマの本筋とは関係がないのですが、関連して気づいたことを。
家族で神戸に戻ってきた第36回の同じ場所。向かって左にある「石屋川荒物店」と「文具 スマート」の両方が一緒に右へ少し移動しているように見えるのです。
震災前の両店舗が写った画像を再掲します。
「言われないと分からない」程度かもなのですが、注意して見てみると、左のブロック塀の先にある「石屋川荒物店」の看板文字が1文字分くらい異なっているのが見て取れます。
理由を含めて実際のところは不明ですが、おそらく数十センチの移動があったのだと思われます。
あら捜しをしているのではないということを、念の為に記しておきます。