アバ「ヴーレ・ヴー」(シングル)のフォント

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レコードジャケットに使用されたフォントの話です。

古い曲ばかり取り上げて恐縮です。
アバのアルバム”Voulez-Vous”からシングルカットされたタイトル曲とB面の「キッセズ・オブ・ファイア」のジャケットを見て、日本語及び英語を両方真似て書いてみました。
アバ「ヴーレ・ヴー」(シングル)

“From the new album Voulez-Vous.”と最下段の”Side:B”及び”Kisses Of Fire”は”New century Schoolbook Italic”で書き、日本語の「ヴーレ・ヴー」はPC上でなぞり、「キッセズ・オブ・ファイヤ」は総英角ゴシックを15度水平方向に傾けて書いております。
だいたい似た感じですが、フォントそのもののチョイスが間違っているかも知れません。
また、「キッセズ・オブ・ファイヤ」は総英角ゴシックなのでやっぱり太いです。
そして”Kisses Of Fire”の”f”が随分違っているのでどうしようかと思いましたが、そのままにしております。
小さい”Voulez-Vous”は2つある”V”を修正してしまいました。歪んでるかも。

この「キッセズ・オブ・ファイア」という表記に、私としてはちょっとひっかかるものを感じます。
「”Kiss”の複数形”Kisses”の読みがキッセズ?」というツッコミです。
少し調べてみたら、アルバム”Voulez-Vous”(レコード)の帯には「キッスズ・オブ・ファイア」となっていて、「これもちょっとなあ」と感じるわけです。
現在発売されているCDアルバム”Voulez-Vous”でも「キッスズ・オブ・ファイア」です。
Amazonのダウンロード販売では「キッシーズ・オブ・ファイア」が採用されているようで、「これがまだ一番いいかなぁ」です。
英語の題名をそのまま日本語にするのですから、全く同じ音になるようには出来ません。それは当然理解しております。
あまりこういうところはツッコんではいけないような気もしますけれども、二重表記(三重?)になっているのは間違いないので。

“Kisses Of Fire”は同じ”Voulez-Vous”から別の曲“Does Your Mother Know”とのカップリングでシングルが出ていました。海外でのお話。
ABBA Does_Your_Mother_Know
このシングルのジャケットで使用されていたフォントは上記のものとは異なり、”Bodoni Bold Italic BT”で書くと一番近くなりました。もっと似せて書ける”Bodoni”がもしかするとあるのかも知れませんが。

“Does Your Mother Know”は、曲の中では”that you’re out?”と目的格が続きます。
大阪弁で訳すなら「キミのおかん知ってるん、ソト出てんの?」くらいでしょうか。