レコードジャケットで使用されたフォントに関するごく短い記事です。音楽マニア向けでしょうか。
また音時(オンタイム)さんのブログ・洋楽和訳 Neverending Musicを覗きに行ったところ、ごく最近の記事の中にとても興味を引くフォントを使ったレコードジャケットがありましたので、「このフォントをチェックしてみようかな」と考えておりましたら、記事の中になんと当店の名前を発見してしまい、それが実にウレシかったわけです。
洋楽和訳 Neverending Music
Cecilia / いとしのセシリア(Simon & Garfunkel / サイモン&ガーファンクル)1970 から引用小学高学年で初めてこの曲を聴いたとき、出だしが"シールヤ"と聞こえました。ここで"セシーリア"と歌ってるとは思わなかったな。サイモンとガーファンクルの名曲に交じって、なんだか楽しい歌だなと思っていました。◆ポールとアートと友達がパーティーを開いていて、そのへ
↑この記事の中で、
おっとこのジャケット「黒字看板」さんがフォントを探したくなるような字体が…(笑)。
とあったのでした。気にかけていただいてたのがウレシイ。
おっしゃるとおり、探したくなるような字体です(笑)。
自分でもなぜこういったフォントに興味を持つのかハッキリした理由は分からないのですが、そのフォントに、
- 見慣れているようだが多分知らない
- でもどこか懐かしい
- 洗練されている
- 自分でも使いたくなる
とかを感じたりするからなのでしょう。
CeciliaのこのフォントはAmeliaのファミリーで、標準のもので書くと、ジャケットと比較して細い仕上がりになってしまいます。
ジャケットで使われているような太いAmeliaが見つからなかったので(探し方が悪いのか)、とりあえずAmelia Regularで書いております。
Amelia Regularを用いて「CECILIA/simon and garfunkel/solong,frank lloyd wright」と入力すると、実に驚くほど似た文字が現れます。これは毎度のことなのですが、「欧文フォントってすごいわ」と感じる瞬間です。何十年も前に書かれたジャケットの文字が、同じフォントを使って入力するだけでソックリなのが出て来る。
これは当たり前のことなのだと、理屈では分かっているのですが、同じような体験を日本語フォントでは殆ど得られないので、なかなかやめられそうにありません。
そう言えば、Ameliaと似た書体を使って作られた看板の喫茶店が大阪市内にあったのを思い出しました。閉店して何年か経つのですが、「Cheque」というお店です(大阪市東淀川区)。
Amelia Regularで普通に書くとこうです。
Cとhの細工が入れ替わっているみたいな感じ。また、uも左右反転のようなのですが、全体的に激似です。
永年気になりながらワカラン書体だった「Cheque」の文字がチェック出来て(?)ウレシイ限りです。
音時さん、ありがとうございます。