ドラマのセットで使い回しされる看板に関する短い記事です。朝ドラの(看板)マニア向け。
何度か引用させたいただいた『カムカムエヴリバディ』の画像です。昭和37年(1962年)の「道頓堀横丁」(大阪・第40回から)。正面の建物(戎橋寫眞舘)の向かって左側にある、木の陰に半分隠れている看板にご注目ください。
切り取って明るくしました。
上下2段で欧文が書いてあり、上は「~llery」、下は「Mi~」のように見えます。
『べっぴんさん』(2016年度下半期)に同じ看板がありました。場所は大阪・梅田の「大急百貨店」内です。
こちらも切り取り、明るくします。
少々見づらいのですが、看板には「Gallery Miku」と書いてあったのでした。
『カムカムエヴリバディ』の「Gallery Miku」看板を再掲。
見えている面は裏表ですが、同じデザインで、縦横比や周囲の白い部分の太さも異なっているように見えるものの、同一の看板と判断して間違いないでしょう。
この「Gallery Miku」の袖看板は、『スカーレット』(2019年度下半期)の「ヤングのグ」に設置されていた袖看板と本体が激似です(画像は第107回から)。
似ているけれども別物、というのは大いにありえるのですが。
また、『カーネーション』(2011年度下半期)でもこれらと激似の袖看板が使用されていました(第126回から)。
「Gallery Miku」の袖看板は、「ディッパーマウスブルース」が入居する岡山のビルにもありました。画像は第96回から。
(2021年3月19日追記)