ドラマの小道具に関する記事ですが、多分かなりマイナーな話です。
東京編が始まった朝ドラ『おかえりモネ』。第46回から。ヒロイン百音（清原果耶さん）がこれから住むことになるシェアハウス（兼銭湯）です。左の方にある冷蔵ショーケースにご注目を。
このショーケースです。一番上に「ヒマタン牛乳」と書いてあります。ケースの中、最上段にある白い瓶が「ヒマタン牛乳」なのだろうなと思われますがハッキリ見えません。同じ段にある2本見えているコーヒー牛乳っぽいのもきっと「ヒマタン牛乳」です。黄色いのはフルーツ牛乳で、これも当然「ヒマタン牛乳」の製品。
私が知っている限りでは、『ひよっこ』と『なつぞら』で「ヒマタンクレンザー」や「スーパーヒマタンクレンザー」等が出てきていました。この『おかえりモネ』にも、実は「スーパーヒマタンクレンザー」が既に登場しているのでしたが、気づいた人はごくごく僅かなのだと思います。
また、食品関連では「ヒマタン」の醤油が、『おかえりモネ』で（多分朝ドラ初）登場していました。
「ヒマタンクレンザー」と「スーパーヒマタンクレンザー」がかなりハッキリ映っている画像です（『ひよっこ』第74回から）。中央にある2つが「ヒマタンクレンザー」と「スーパーヒマタンクレンザー」。
そして、左にある洗濯糊も「ヒマタン」社製なのでした。
赤と白のマークが、「ヒマタン牛乳」のものと同じです（↓画像は再掲）。
東京制作の朝ドラに、目立たないけれども多岐にわたる製品を送り出している「ヒマタン」について興味のある方はぜひご覧ください（↓）。
ちなみに、『おかえりモネ』46回で別の新しい「ヒマタン」製品を発見しました。
いずれも食器洗いの洗剤で、左は液体クレンザーのような容器の「ヒマックリン」（容器はクリームクレンザー ジフレモンのを流用?）。右は「ヒ」くらいしか読めませんが、「ヒマ」は間違いないでしょう（こちらはキュキュットクリア除菌?）。「ヒマタン」の食器洗い洗剤のような気がしますが、もう少し分かりやすい画像が現れることを期待したいです。
逆に、分かりづらい方の画像がありました。
『おかえりモネ』第6回で、「ヒマックリン」が映っていました。新田サヤカの家のキッチンです。後ろ姿は百音。すぐ右に「ヒマックリン」が。
切り取ります。
極端に不鮮明な画像で申し訳ありません。
先の銭湯兼シェアハウス「汐見湯」にあった「ヒマックリン」画像を再掲。
同じ容器であると見なしてよいでしょう。
そして、「ヒマックリン」のラベルの一番上には、丸い「ヒマタン」のマークと「HIMATAN」の文字が入っているような気がします。
朝ドラの小道具について細かいことを書いていると「まさにヒマックリンだね」とか言われそうですが、勿論仕事はちゃんとしており、その上でドラマも楽しく味わっております（笑）。
追記です。「ヒマタン牛乳」自体は、今のところ瓶に書いてある文字が殆ど読めていません。ただ、ショーケースの中での置かれ方がちょっと変わっているのに気づきました（画像は第47回から）。
「まるで牛乳瓶がソーシャルディスタンスを保っているかのよう」と感じる人もいることでしょう。「近未来の人間たちの姿を表現している」などと考えるのは見当はずれもいいところなのですが、現在の人の並び方と実によく似ていますね。
（2021年8月26日追記）
【朝ドラ『なつぞら』で使用される洗剤（ヒマヨン・ヒマタン）】に、ショーケースに書いてある「ヒマタン牛乳」の文字をマーク入りで描き、PNGファイルで保存したものを置いております。ご参考までに。（2021年9月9日追記）
「ヒマタン牛乳」の文字とイラストを、なぞって書いた画像です。
おそらく実物とは異なっていることと思います。特に左にあるマーク部分は想像で描いたところが多いです（目や口や鼻）。
あくまでも「ご参考までに」ということで。
（2021年9月10日追記）
「ヒマタン牛乳」を飲んでいる場面が第84回にありました。
百音はコーヒー牛乳を、莉子はフルーツ牛乳を、それぞれ選んでいます。
続きの場面（第85回）。フルーツ牛乳の瓶を拡大します。
「フルーツ」と書かれているのは何とか読めるものの、その下に何があるのかが分かりません。もう少し分かりやすそうな画像があれば追記します。
ショーケースはある牛乳メーカーのものだけれど、実際に入っているのは別のメーカーの牛乳だ、というのはたまにあることなので、「汐見湯」の牛乳が「ヒマタン牛乳」ではない、というのもありえることではあります。「ヒマタン牛乳」と瓶に書かれているのを見たいですが。
（2021年9月10日追記）