「ヒマタン」の醤油(朝ドラ『おかえりモネ』)

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ドラマの小道具に関する超マイナーな話です。濃いマニア向け。

朝ドラ『おかえりモネ』第18回の一場面です。場所は気仙沼の居酒屋。カウンターで飲んでいるのは、ヒロイン百音の父・耕司(内野聖陽さん)と、亮の父・新次(浅野忠信さん)です。カウンター内、新次の前あたりに置かれている醤油のボトルにご注目ください。
朝ドラ『おかえりモネ』第18回から

プラスチック容器の醤油です。ラベルの文字は「うゆ」しか読めませんが、ここは「しょうゆ」でしょう。「う」の左上にある丸いマークには見覚えがありました。
朝ドラ『おかえりモネ』第18回から「ヒマタン醤油」

『ひよっこ』あかね荘の共同炊事場にあったサラダ油のラベルにも、これと同じマークがあったのでした。画像は第68回から。『ひよっこ』第68回から

ラベルの一番下を切り取ったもの。
HIMATAN FOODS
丸いマークの右に「HIMATAN FOODS」の字が並んでいるようです。

『おかえりモネ』の醤油ラベル画像を再掲。
朝ドラ『おかえりモネ』第18回から「ヒマタン醤油」

赤と白の占める割合が違って見えるのは、ピントの合い具合が違っているからだと思います。おそらく同じヒマタンマークです。

この「ヒマタン」の醤油がいつ作られたのかは不明ですが、上記サラダ油と同様に『ひよっこ』の時なのではないかと想像します。ただ、このプラスチック容器は時代設定と合わないので出番がなかったのではないか、とも。
何か新しい発見があれば追記します。

「ヒマタン」に関してはこちらに少し詳しく書いております(↓)。

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