使い回しされる看板28(大阪制作の朝ドラ)

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ドラマのセットで使われる看板に関するごく短い記事です。

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第74回から。ヒロインひなたが出場した「ミス条映コンテスト」のステージです。看板にご注目ください。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第74回から「ミス条映コンテスト全国大会」看板
切り取って補正しました。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第74回から
電球の玉がぐるりを囲んでいて、形状としては、屋外で使用された『まんぷく』や『べっぴんさん』の「鳳凰ビール」看板、そしてその流用である『まんぷく』の「浪花劇場」看板と似ています。

↓画像は『まんぷく』第2回から。「浪花劇場」の看板が映っています。
朝ドラ『まんぷく』第2回から
看板部分を切り取ります。
朝ドラ『まんぷく』第2回から「浪花劇場」看板
「ミス条映コンテスト」の看板を再掲。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第74回から
電球の数をそれぞれ数えてみると、上下の直線部分は「浪花劇場」が18個、「ミス条映」は15個、それらを除いた半円部分は9個/7個です。「ミス条映コンテスト」の看板は、「浪花劇場」等で使われてきた看板より一回り小さいのでした。

「ミス条映コンテスト」の看板は、岡山にあった進駐軍のクラブのステージに使用されていました。『カムカムエヴリバディ』第30回から。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第30回から
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第30回から
同じ看板枠(+電球)と考えてよいでしょう。

また、条映映画村では、コンテスト以外でも使っていました。画像は第79回から。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第79回から
美咲すみれ(安達祐実さん)が出演する「お江戸珍道中」のステージで使用されていたのでした。

他の使用歴を発見した際には追記します。