NHK大阪放送局で制作される朝ドラの看板に関する超マイナーな話です。
朝ドラ『まんぷく』で萬平が経営していた「たちばな工房」。屋外に置かれた三角柱の形をした看板が複数の朝ドラで使い回しされています。
(東映太秦映画村さんのTwitterから写真をお借りしました)
ドラマの中ではこうでした(いずれも第4回から)。
『まんぷく』では、同じく萬平が加地谷圭介と共同経営していた「理創工作社」の前にある「谷山建具店」の置看板と形が非常によく似ています(看板の上部まで見えないのが残念です)。
看板を切り取って並べてみました。撮影されたアングルが異なるので違っているように見えなくもないですが、同じものであると私は考えます。
そして、またも『まんぷく』で「池田駅前商店街」にある「なんでも屋」の看板としても使われていました(第80回から)。1957年(昭和32年)という設定です。
『まんぷく』のふたつ前になる大阪制作の朝ドラ『べっぴんさん』では「天山商會(会)」の置看板で使われていました。
一方、『カーネーション』では「木岡履物店」の看板としても(第98回から)。
そして現在放送されている朝ドラ『スカーレット』では、「洋食 ろーず」の置看板として使われていました(第30回から)。
全体的に塗装されていますが、形が同じなので分かっちゃいました。
『まんぷく』「たちばな工房」の看板と比較してみます。
看板上部のフタ側面にあるキズを修理したようですが、完全にきれいにした訳ではありません。これも看板の「味」なのでしょう。個人的には好感が持てる看板です。
一覧にするとこうなります。
『スカーレット』 | 洋食 ろーず |
『まんぷく』 | たちばな工房 |
『まんぷく』 | 谷山建具店 |
『まんぷく』 | なんでも屋 |
『べっぴんさん』 | 天山商會(会) |
『カーネーション』 | 木岡履物店 |
引き続きこの三角柱型の置看板を注視していきたいと思っております。と言っても、いつどこに現れるかは全然分かりませんが(笑)。