ドラマの小道具として使用された文書に関する短い記事です。
朝ドラ『エール』第15回から。タクシーの中にうっかり大金を忘れてきてしまった裕一です。場所は川俣銀行の玄関。
入口に掲示されたこの紙が気になります。
紙に書かれているのは、
「原稿ノ文字ノ
紛ラハシキハ読ミ方ノ
書キ込ミヲ願ヒマス。」
という内容。
同じ張り紙が『花子とアン』にありました(第75回から)。「聰文堂」ドア横の柱です。
書棚にも同じものが(第79回から)。
それにしても『エール』の川俣銀行にこれと同じ紙が貼ってあったといのいうのは、意外な感じがしないでしょうか。銀行に「原稿」と書かれた注意書きは必要ないと思うのです。
川俣銀行の店内です(いずれも『エール』第14回から)。
確たる証拠はないのですが、この川俣銀行のセットは、鉄男が働いていた福島日民新聞社でもあったのじゃないのかなと思えてきました。
福島日民新聞社の編集室内です(『エール』第42回から)。
途中で太さが変わっている細い柱や「机上整理整頓」の張り紙の書き方が似ているだけで、他は「なんとなく」でしかないのですが、もしかすると実際そうだったのかも。