ドラマのセットで使用される看板に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第27回から。岡山市内・朝丘町商店街の中です。「水田屋とうふ」の店内から撮られた映像。向かいの看板に注目します。
切り取りました。この看板です。
看板には、「洋食器」「三間堂」「舶来雜貨(雑貨)」の文字が並んでいます。よく見ると、中央上部に、別の板を貼り付けるような形の構成となっています。あまり見慣れない手法。
「三間堂」という名のお店は、前回大阪局制作の朝ドラ『おちょやん』にありました。右にある看板の左下です。
光が当たりすぎているので暗くしてみましたが、「三間堂」以外は読めません。
『おちょやん』のスチル写真に「三間堂」らしき看板と建物が写っていました。左奥の建物です。
看板部分を切り取りました。やはり中央上部に貼り付けられた別の板がありますが、ここに書かれている文字はさすがに読めないでしょう。
ただ、「三間堂」の看板であることは間違いなさそう。
『カムカムエヴリバディ』の「三間堂」看板を再掲します。
読めそうで読めない字を見ると、どうしても読みたくなりますね。なんとなく「道頓堀」とかの文字が入ってそうな予感がします。『カムカムエヴリバディ』でまたこの看板が映った際に、もしかすると上の部分も見えることがあるかも。
『おちょやん』の「三間堂」の建物は、「辨天パン」(ベンテンパン)のそれと同じ。大阪制作の朝ドラでは非常によく使われる洋館なのでした(画像は『おちょやん』第97回から)。
それにしても、『おちょやん』で道頓堀の一番奥にあって何という店か全然分からなかった建物の名前が偶然判明して、実に面白いなと感じる次第です。