大阪制作の朝ドラで台所にある共通の小道具

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ドラマの小道具に関する短い記事です。
先月終了した朝ドラ『なつぞら』では、「ヒマヨン」と「ヒマタン」が台所用洗剤の一種として使用されており、それらと「カネコ」クレンザー等がストーリーを越えて使われ続けている事を【朝ドラ『なつぞら』で使用される洗剤(ヒマヨン・ヒマタン)】で書きました。

東京制作の朝ドラでは台所に置いてある小道具のメンバーが充実しておりますが、『スカーレット』第11回でヒロインの父が知人と居酒屋で酒を飲む場面があり、それを観て「もしかすると大阪制作の朝ドラではそういう小道具はないのではないか」と感じました。
朝ドラ『スカーレット』第11回
前回の大阪制作の朝ドラ『まんぷく』を観ていても台所にある共通の小道具には全然気づかなかったので、実際に大阪ではそういった小道具がないのかも知れません。
もし東京制作の「ヒマヨン」「ヒマタン」や「カネコ」クレンザーに相当する小道具が大阪制作の朝ドラで使用されているのが分かれば、ここに書くことにします。


『カーネーション』をNHKオンデマンドで観ておりましたら、朝ドラオリジナルかどうかは不明ですが、「ホーム」というクレンザーっぽい缶の入れ物が確認出来ました。画像は第99回放送からです。
『カーネーション』第99回から

この「ホーム」あるいは他の名称の台所用品について、複数の大阪制作の朝ドラに使用されていたものがなかったか、引き続き調べることにします。


「ホーム」は、大阪放送局ではなく、東京で制作された『おしん』で先に使用されていました(『おしん』第264回から)。

場所はおしん等が経営する「田倉商店」の売場です。左下の方にあります。

切り取りましたが、不鮮明な画像で申し訳ありません。ただ、この画像からでも同じ「ホーム」である事がお分かりいただけるかと思います。

他に「ピカール」や「バスクリン」のように見える商品があり、これらは実物がそのまま映っているようです。

一方、現在放送中の『スカーレット』で洗剤らしきものを見つけました。
まず、武志(演:伊藤健太郎さん)の部屋(『スカーレット』第134回から)。
『スカーレット』第134回から
『スカーレット』第134回から

同じく第137回からです。
『スカーレット』第137回から

暗いので、切り取って少し明るくしてみました。
『スカーレット』第137回から
なんとなく、「~ルハーブ」と書いてあるように見えるのですが。

そして第136回から。「あかまつ」のカウンター内に同じ洗剤があります。
『スカーレット』第136回から
『スカーレット』第136回から

実家にも(同じく第136回から)。
『スカーレット』第136回から

こちらはラベルが見えない状態なのですが、容器から同じものであると推察されます。
『スカーレット』第136回から

この洗剤(らしき小道具)は、市販されているクリームクレンザーのラベルを貼り替えたものなのだと想像されます。
実物が手元に全くないのでこれだとは断言出来ないでいるのですが、この横から見た画像が決め手になったりするのではないかと予想します。どなたか教えてください。
(2020年3月16日追記)


『スカーレット』第142回で「あかまつ」にあるものが大きく映っていました。
朝ドラ『スカーレット』第142回から
朝ドラ『スカーレット』第142回から「ピカピカーン」
「~ルハーブ」ではなく、「ピカピカーン」でした。

(2020年3月19日追記)