ソニーのカタログに使用されていたフォント(ラジカセ)

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カタログに使用されていたフォントの話です。

ソニーの総合カタログである「商品のしおり」(1976年3月発行)から引用します。

「studio1980」(CF-1980)の欄です。

ソニー「商品のしおり」(1976年3月発行)

この「studio1980」の部分に使用されているのは、現在Handel Gothic D Boldと呼ばれているフォントのようで、これで書くと非常によく似た文字が出てきます。

「studio1980」Handel Gothic D Bold

カタログで実際に表示されているのはsとtが離れず一体になっているのでこの点は違っています(文字間を「-70」程度に狭くしました)。

BCLラジオのスカイセンサー5900と並んで、このラジカセも当時非常によく売れた印象があります。実際には後継機である「studio1980Ⅱ」の方が人気があったようですが。

この「1980」は、現在放送中の朝ドラ『スカーレット』で1978年の信楽にも出てきていました(第105回から)。後ろ姿はヒロイン喜美子の一人息子武志(演:伊藤健太郎さん)です。朝ドラ『スカーレット』第105回から

暗い部屋なので切り取って明るくしました。
朝ドラ『スカーレット』第105回から

大小2つのスピーカーの大きさ、位置関係等から「studio1980」と判断してよさそうです。

また、このラジカセは『スカーレット』と同じNHK大阪放送局で制作された朝ドラ『ちりとてちん』の第1回に登場していました。

朝ドラ『ちりとてちん』第1回から

どうやらヒロインが繰り返しテープを聴くのに使用したラジカセのようです。『スカーレット』で使用されたものと同一の固体かどうかはやはり不明ですが、多分同じものなのだろうなという気がしています。いや、是非そうであって欲しい。。


朝ドラ『スカーレット』第109回で武志の部屋が写っていました。
朝ドラ『スカーレット』第109回から

やはり「studio1980」です。ウレシイ。

一方、『ちりとてちん』の第5回で、主人公が倒れた祖父の枕元にラジカセを持って来て、テープに録音した落語を聞かせる、というシーンがありました。『スカーレット』で武志の部屋にある「studio1980」と同じように向かって左側面が見えています(第5回から)。
朝ドラ『ちりとてちん』第5回から「studio1980」

両方側面の画像を切り取ります。
朝ドラ『ちりとてちん』第5回から「studio1980」
↑『ちりとてちん』の第5回から

↓『スカーレット』第109回から
朝ドラ『スカーレット』第109回から

くすみと言うか、汚れと言うか、模様のようになっている所が似ています。
私以外にも「同じだ!」という人がきっといるのだと思います。
とても人気の高かったソニーのラジカセ。懐かしいです。


『ちりとてちん』では、ヒロインが弟子入りした大阪の落語家・徒然亭草若の家にもありました(第48回から)。
『ちりとてちん』第48回