ドラマのセットで使われていたポスターに関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第112回(最終回)から。「森岡酒店」のガラス戸に貼られたポスターに注目します。
切り取りました。見えづらい画像で申し訳ありません。
斜めなので補正します。
元のポスター画像が鮮明でないので内容がほとんど分かりません。
それでもこれだけ見えていれば「あ、知ってるポスターだ」とピンと来るマニアの方もいらっしゃると思います。
『半分、青い。』(2018年度上半期)で、大きな看板がありました。岐阜・ふくろう商店街の中です。画像は第8回から。
「サマーオレンジ」の看板でした。上の赤い帯の中の白い文字は、「シュワッとサマー!爽快オレンジ」。その下に4行ほどある文字は暗くて&小さくて読めません。
どこかに大きな画像がないかなと検索すると、『半分、青い。』の脚本を書かれた北川悦吏子さんのツイートにありました。引用させていただきます。
来春、放送朝ドラ「半分、青い。」の撮影が始まり、岐阜に行って来ました!ロケ現場、昭和を再現! pic.twitter.com/2LyusK8872
— 北川悦吏子 (@halu1224) November 11, 2017
本放送の静止画像では読めなかった4行の文字が簡単に読めてしまいました。
真夏の熱い太陽の下、キンキンに冷えたサマーオレンジ。
サマーオレンジ手にしたら、誰もがサマーガール。
サマーオレンジ口にしたら、誰もがサマーヒロイン。
果汁入り、サマーオレンジ。
と書かれていたのでした。
東京制作の朝ドラで使われた小道具が大阪でも使われるというのは「たまによくある」ので、それほど驚くことではないのですが、実はこの「サマーオレンジ」ポスターは、NHK名古屋局制作のドラマでも使われていたのでした。
『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(NHK名古屋局制作。全7回・2021年11月8日~12月20日放送)の第2回からです。「サマーオレンジ」ポスターは左にあります。
切り取りました。
左側が全体の4分の1程切れているのですが、東京や大阪で使われた「サマーオレンジ」看板&ポスターと同じ内容であることが分かります。
もともと「サマーオレンジ」は、『半分、青い。』の為に作られたものだと思われますが、どこにあっても違和感のないデザインだというのが理由なのか、制作される方の間で結構人気が高いのを今回知りました。
東京・大阪・名古屋に限らず、「サマーオレンジ」ポスターがNHK各局で使われていないか、ドラマを観る際には必ずチェックすることにします。
「サマーオレンジ」ポスターは、昨日放送が始まった朝ドラ『ちむどんどん』でも使われています(第1回から)。場所は「山原村共同売店」の中。昭和39年(1964年)という設定です。ポスターは右の方に。
実に人気があるポスターなのだなと感じます。
(2022年4月12日追記)