ドラマのセットに関係する短い記事です。マニア向けかも。
現在放送中の朝ドラ『ばけばけ』第17回から。明治の東京です。左側にある赤い枠の看板に注目します。

切り取って明るくした画像。鮮明ではなくて恐縮です。

これは、朝ドラ『べっぴんさん』(2016年度後期)が初出である「浮島時計店」の看板です。画像は『べっぴんさん』第24回及び35回から。



装飾に特徴のある看板で、枠部分は大阪放送局制作の朝ドラで使い回しされてきています。
今回は赤い色の枠で登場しているのですが、『カムカムエヴリバディ』(2022)で「荒物 あかにし」の看板として使われた時の色なのかもと考えます。


『ばけばけ』の看板画像を再掲。

『ばけばけ』の方がかなり鮮やかな色に見えるので、塗装をしなおしたのかも。
最初に引用した『ばけばけ』の画像を再掲します。

店の入口にある看板を切り取って明るくした画像。かなり見えづらくて申し訳ありません。

この看板は、『まんぷく』で使われていました。
『まんぷく』の画像は第17回から。

再度『まんぷく』の「浮島時計店」看板を。

分かりづらいのですが、同一の看板であると考えます。
そして、「浮島時計店」の「各國時計販賣所」(各国時計販売所)と書かれた立て看板も確認出来ます。画像は朝ドラ『ばけばけ』第16回から。


この立て看板は、『カムカムエヴリバディ』(2021)で御菓子司「たちばな」の横にあった「浮島時計店」の店先に置かれていました。画像は『カムカムエヴリバディ』第6回から。


『カムカムエヴリバディ』で使われた黄色い「浮島時計店」の看板は、『べっぴんさん』や『ばけばけ』で使われたのとは別物です。
引用画像は『カムカムエヴリバディ』第2回から。


また、「浮島時計店」の看板では、他に柱巻きの看板があります。
そして、ドラマ本編ではほとんど映っていませんでしたが、『まんぷく』のセットに登場した「浮島時計店」の別バージョンの看板についてはこちらです(↓)。
「浮島時計店」の店内の様子が映っていたのは『べっぴんさん』第35回でした。

「浮島時計店」だけで少なくともこれだけのネタがあります。スゴイ。